いよいよアフリカ入り!!
スペインからジブラルタ海峡を船で渡るルートでモロッコ入りして、一気にシャウエン(Chefchaouen)まで行くことに。
便利なヨーロッパで旅人としての意識が下がっていたが、サバイバルな環境に戻ってきたなと実感する一日だった(笑)
なかなかエキサイティングだったので、久々に時系列で記録しておく。
写真は全然撮る暇なかった(笑)
まずはスペインのセビーリャ(Seville)からアルへシラス(Algeciras)へバスで移動。
アフリカ入りしてから色々あるだろうと予想して7:15のバスで早めに移動開始。(次のバスは9:30。料金は19.5ユーロ。席は十分空いている。)
アルヘシラスの手前10キロくらいのところでバスのタイヤがパンクして1時間半待機。
別のバスが来て、それに乗って12:00ちょっと前にアルへシラスのフェリー乗り場に到着。
アルヘシラスからモロッコのタンジェ(Tanger)行きのフェリー会社は2社あるが、近い時間の方を選べばいい。
行き先は「Tanger Med行き」と「Tanger Ville行き」の二つがあった。
どちらがシャウエン行きのバス停に近いか聞いたら「Tanger Ville行き」とのことで、13:00発を37.5ユーロで購入。
「Tanger Med行き」はタンジェの中心地から40~50キロ離れていてバスでわざわざ移動しなければいけないらしい。
フェリー乗り場は「タリファ(Tarifa)」だと言われ、バスで行くように指示される。
この時点ではタリファが全然別の場所だとを知らなかった。
トイレ行ったりちょっと荷物の整理をしていざ向かおうとすると、バスが見当たらない。
チケット売り場に戻って確認する。
「バスはどこ?」
「3分前に出たよ。」
「次のバスは?」
「13:00の船に乗るにはタクシーで行くしかないわ。バスはもうない。」
「え、それちゃんとあらかじめ言ってくれよ!!!でもまだ12:10だけど。タリファってそんな遠いの?」
「ここから30分くらいかかるわよ。」
「は!?全然違う港じゃん!!タクシーでいくら?」
「35ユーロくらいね。」
「はー!???」
「次のフェリーにするのがいいわ。次は15:00、、、あ、これキャンセルになったから17:00ね。」
「キャンセル!??」
「隣の会社のフェリーだったら16:00があるわよ。変えてあげようか?」
「いや、それだと遅すぎでしょ。俺今日中にシャウエン行きたいから。タンジェには泊まりたくない。」
「じゃあタクシーね。」
「Tanger Med行きは?」
「タリファじゃなくてここの乗り場からだけど12:00発がさっき出発したわ。タリファから16:00のに乗ったほうがいいわよ。」
「…、13:00に間に合うようにタクシーで行く!」
というわけで、タクシーでタリファへ急行。
話の通り35ユーロ。
フェリー乗り場で出国手続きをパスして13:00発に乗る。
フェリーはほぼ定刻通り出発。
船内で入国審査の窓口があるので忘れずに行う。
タンジェには30~40分くらいで到着。
ここで時差が発生するので忘れずに時計を1時間戻す。
タンジェに降り立つとタクシーやらなんやらの客引きが群がってくるが無視して、道路へ向かう。
途中、両替所があり、その横にATMがあるのでモロッコの通貨(DH)を引き出す。
道路に出てバスターミナルまで歩こうとするも暑いので即断念。
声かけてきた英語ができるタクシードライバーに「バスターミナルまでお願い。」と伝える。
5ユーロ(700円)とさっそくふっかけてきた。
相場はよくわからないが明らかに高いのはわかるので最終的に20DH(約200円)にする。
少しやりとりして信頼できないやつとわかったので、荷物はトランクに入れずに自分と一緒に後部座席へ。
これかなり重要。
走り出したが、想定していた方角と違う。
「バスターミナルだけど大丈夫?」
「大丈夫!」
んで、走りながら
「バスで今日中にシャウエンに行くのは無理。」
「タクシーで行かないといけない。」
「タンジェの良いホテル知ってるぜ。」
とあれこれ営業トーク。
まだ14:00にもなっていない段階でそれはありえない。
適当に受け流す。
そして、バスターミナルではないがCTM(バス会社)のオフィスに到着。
タクシードライバーは「外で待ってるから!」と言う。
「あ、本当にバスないんだな。」と思いつつ、窓口で聞いてみる。
英語は通じないが、なんとか「今日のバスはなくて、次は翌日8:00のバス。」ということがわかる。
英語が通じる人がいないから代替手段も聞けない。
タクシードライバーも「今日は無理!」の一点張りで、タクシーで移動かタンジェに泊まることをひたすら勧めてくる。
タクシーは70ユーロ(約1万円)だと。
押し問答していると、
「ここで降りるか?それか鉄道あるかもしれないから駅行ってみるか?」
とのこと。
駅に行くことを勧めるということは電車もないのだろうが、駅に行けば誰か知っている人がいる可能性はある。
というわけで、駅に行ってみる。
ここからはタクシードライバーと値段交渉していないので、最後に彼ともめるのは確定(笑)
鉄道駅に着いてタクシードライバーも含めて駅員に聞くもやはり無理だと。
とりあえずタクシーに戻ろうとなる。
と、近くに軽食屋を発見!!
「水を買ってくるからちょっと待ってて。」
とタクシードライバーを遠ざける。
まずは実際に水を買って先ほどATMでおろした大きい紙幣を崩す。
確実に後でもめるので、お釣りが必要な大きいお金しかないと不利になる。
ついでにシャウエン行きのバスについて聞きまくる。
するとスペイン語ができる人がいて、片言で聞くと別のバス会社があることがわかる。
さらに英語が少しできる人も登場し、親切に教えてくれた。
んで、「彼は嘘をついているよ。頑張って(笑)」と。。
あせったタクシードライバー登場するも時すでに遅し。
「別会社だったらあるのか!?」
としらじらしい。
再びタクシーに乗り込み、目的のバスターミナルに到着。
やはり最初に想定して伝えたバスターミナルだった。
(ジャミア・エル・アラビア広場Pl. Jamia el Arabiaのすぐ近く。)
20DHを払って降りようとするも、やはりもめる。
「1時間もあちこち乗せたんだから20DHなわけないだろう!」と。
まあ、こっちは荷物も後部座席にあるし、お金もちょうどあるので怖くない。
散々言い合って、警官がせまってきたので話をつけるために10DHだけ上乗せして飛び降りる。
まあ、向こうも警官巻き込んでまでは嫌だからそれで終了。
というわけでバスターミナルに到着。
当然、案内板も、値段表も、スケジュール表もほとんどない。
近くでチケットの呼び込みをしている兄ちゃんにシャウエン行きがあるか確認すると次は17:45(最終)の民営バスがあるとのこと。(その前のバスは13:30前後にあった。正確な時間は忘れた。)
現在時刻14:30で時間がだいぶ余るし、シャウエン到着が日が暮れてからは嫌だ。
タンジェとシャウエンの間にティトゥアンという街があり、そこまで行けば本数が増えるのではと思い聞くと、14:45のバスがあると。
すぐに出発なのでとりあえずそれに乗ってみることに。
料金は15DH(約150円)とめちゃ安い!
大きい荷物をトランクに乗せてもらうのにチップが5DHが別途必要。
細かいお金がないとお釣りなくて全部持っていかれる可能性もあるので注意。
すぐに満員になり、時間より前に出発。
1時間半ほどエアコンなしのおんぼろバスに乗って暑くて汗かきまくりながらティトゥアンに到着。
すぐにシャウエン行きのバスを確認すると民営で17:00とのこと。
料金は20DH+荷物5DH。
同じくおんぼろバスに乗って1時間半ほどでシャウエン到着。
ぎりぎり日が暮れる直前!
バス停近くにタクシーはいなかったが、たまに通り過ぎるのがいるのでそれをつかまえて目を付けていた宿へ。
坂道を1~2キロ登るのでタクシーはベターだった。
料金は10DH。
迷路のような狭い通路で迷いながら、ガイドしてやるというめんどうな輩達を断りながら、なんとかたどり着く。
部屋はあったので、値引き交渉して無事にチェックイン。
…いやー長かった!
というわけで、無事にスペインからシャウエンに1日で到着♪
ルールはあるけどなくて、時間は決まっているけど決まっていなくて、いい人達なのに時にそうでなくて、、、
アフリカはなかなかエキサイティングな旅になりそうだー(笑)
yohei
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スペインからジブラルタ海峡を船で渡るルートでモロッコ入りして、一気にシャウエン(Chefchaouen)まで行くことに。
便利なヨーロッパで旅人としての意識が下がっていたが、サバイバルな環境に戻ってきたなと実感する一日だった(笑)
なかなかエキサイティングだったので、久々に時系列で記録しておく。
写真は全然撮る暇なかった(笑)
まずはスペインのセビーリャ(Seville)からアルへシラス(Algeciras)へバスで移動。
アフリカ入りしてから色々あるだろうと予想して7:15のバスで早めに移動開始。(次のバスは9:30。料金は19.5ユーロ。席は十分空いている。)
アルヘシラスの手前10キロくらいのところでバスのタイヤがパンクして1時間半待機。
別のバスが来て、それに乗って12:00ちょっと前にアルへシラスのフェリー乗り場に到着。
アルヘシラスからモロッコのタンジェ(Tanger)行きのフェリー会社は2社あるが、近い時間の方を選べばいい。
行き先は「Tanger Med行き」と「Tanger Ville行き」の二つがあった。
どちらがシャウエン行きのバス停に近いか聞いたら「Tanger Ville行き」とのことで、13:00発を37.5ユーロで購入。
「Tanger Med行き」はタンジェの中心地から40~50キロ離れていてバスでわざわざ移動しなければいけないらしい。
フェリー乗り場は「タリファ(Tarifa)」だと言われ、バスで行くように指示される。
この時点ではタリファが全然別の場所だとを知らなかった。
トイレ行ったりちょっと荷物の整理をしていざ向かおうとすると、バスが見当たらない。
チケット売り場に戻って確認する。
「バスはどこ?」
「3分前に出たよ。」
「次のバスは?」
「13:00の船に乗るにはタクシーで行くしかないわ。バスはもうない。」
「え、それちゃんとあらかじめ言ってくれよ!!!でもまだ12:10だけど。タリファってそんな遠いの?」
「ここから30分くらいかかるわよ。」
「は!?全然違う港じゃん!!タクシーでいくら?」
「35ユーロくらいね。」
「はー!???」
「次のフェリーにするのがいいわ。次は15:00、、、あ、これキャンセルになったから17:00ね。」
「キャンセル!??」
「隣の会社のフェリーだったら16:00があるわよ。変えてあげようか?」
「いや、それだと遅すぎでしょ。俺今日中にシャウエン行きたいから。タンジェには泊まりたくない。」
「じゃあタクシーね。」
「Tanger Med行きは?」
「タリファじゃなくてここの乗り場からだけど12:00発がさっき出発したわ。タリファから16:00のに乗ったほうがいいわよ。」
「…、13:00に間に合うようにタクシーで行く!」
というわけで、タクシーでタリファへ急行。
話の通り35ユーロ。
フェリー乗り場で出国手続きをパスして13:00発に乗る。
フェリーはほぼ定刻通り出発。
船内で入国審査の窓口があるので忘れずに行う。
タンジェには30~40分くらいで到着。
ここで時差が発生するので忘れずに時計を1時間戻す。
タンジェに降り立つとタクシーやらなんやらの客引きが群がってくるが無視して、道路へ向かう。
途中、両替所があり、その横にATMがあるのでモロッコの通貨(DH)を引き出す。
道路に出てバスターミナルまで歩こうとするも暑いので即断念。
声かけてきた英語ができるタクシードライバーに「バスターミナルまでお願い。」と伝える。
5ユーロ(700円)とさっそくふっかけてきた。
相場はよくわからないが明らかに高いのはわかるので最終的に20DH(約200円)にする。
少しやりとりして信頼できないやつとわかったので、荷物はトランクに入れずに自分と一緒に後部座席へ。
これかなり重要。
走り出したが、想定していた方角と違う。
「バスターミナルだけど大丈夫?」
「大丈夫!」
んで、走りながら
「バスで今日中にシャウエンに行くのは無理。」
「タクシーで行かないといけない。」
「タンジェの良いホテル知ってるぜ。」
とあれこれ営業トーク。
まだ14:00にもなっていない段階でそれはありえない。
適当に受け流す。
そして、バスターミナルではないがCTM(バス会社)のオフィスに到着。
タクシードライバーは「外で待ってるから!」と言う。
「あ、本当にバスないんだな。」と思いつつ、窓口で聞いてみる。
英語は通じないが、なんとか「今日のバスはなくて、次は翌日8:00のバス。」ということがわかる。
英語が通じる人がいないから代替手段も聞けない。
タクシードライバーも「今日は無理!」の一点張りで、タクシーで移動かタンジェに泊まることをひたすら勧めてくる。
タクシーは70ユーロ(約1万円)だと。
押し問答していると、
「ここで降りるか?それか鉄道あるかもしれないから駅行ってみるか?」
とのこと。
駅に行くことを勧めるということは電車もないのだろうが、駅に行けば誰か知っている人がいる可能性はある。
というわけで、駅に行ってみる。
ここからはタクシードライバーと値段交渉していないので、最後に彼ともめるのは確定(笑)
鉄道駅に着いてタクシードライバーも含めて駅員に聞くもやはり無理だと。
とりあえずタクシーに戻ろうとなる。
と、近くに軽食屋を発見!!
「水を買ってくるからちょっと待ってて。」
とタクシードライバーを遠ざける。
まずは実際に水を買って先ほどATMでおろした大きい紙幣を崩す。
確実に後でもめるので、お釣りが必要な大きいお金しかないと不利になる。
ついでにシャウエン行きのバスについて聞きまくる。
するとスペイン語ができる人がいて、片言で聞くと別のバス会社があることがわかる。
さらに英語が少しできる人も登場し、親切に教えてくれた。
んで、「彼は嘘をついているよ。頑張って(笑)」と。。
あせったタクシードライバー登場するも時すでに遅し。
「別会社だったらあるのか!?」
としらじらしい。
再びタクシーに乗り込み、目的のバスターミナルに到着。
やはり最初に想定して伝えたバスターミナルだった。
(ジャミア・エル・アラビア広場Pl. Jamia el Arabiaのすぐ近く。)
20DHを払って降りようとするも、やはりもめる。
「1時間もあちこち乗せたんだから20DHなわけないだろう!」と。
まあ、こっちは荷物も後部座席にあるし、お金もちょうどあるので怖くない。
散々言い合って、警官がせまってきたので話をつけるために10DHだけ上乗せして飛び降りる。
まあ、向こうも警官巻き込んでまでは嫌だからそれで終了。
というわけでバスターミナルに到着。
当然、案内板も、値段表も、スケジュール表もほとんどない。
近くでチケットの呼び込みをしている兄ちゃんにシャウエン行きがあるか確認すると次は17:45(最終)の民営バスがあるとのこと。(その前のバスは13:30前後にあった。正確な時間は忘れた。)
現在時刻14:30で時間がだいぶ余るし、シャウエン到着が日が暮れてからは嫌だ。
タンジェとシャウエンの間にティトゥアンという街があり、そこまで行けば本数が増えるのではと思い聞くと、14:45のバスがあると。
すぐに出発なのでとりあえずそれに乗ってみることに。
料金は15DH(約150円)とめちゃ安い!
大きい荷物をトランクに乗せてもらうのにチップが5DHが別途必要。
細かいお金がないとお釣りなくて全部持っていかれる可能性もあるので注意。
すぐに満員になり、時間より前に出発。
1時間半ほどエアコンなしのおんぼろバスに乗って暑くて汗かきまくりながらティトゥアンに到着。
すぐにシャウエン行きのバスを確認すると民営で17:00とのこと。
料金は20DH+荷物5DH。
同じくおんぼろバスに乗って1時間半ほどでシャウエン到着。
ぎりぎり日が暮れる直前!
バス停近くにタクシーはいなかったが、たまに通り過ぎるのがいるのでそれをつかまえて目を付けていた宿へ。
坂道を1~2キロ登るのでタクシーはベターだった。
料金は10DH。
迷路のような狭い通路で迷いながら、ガイドしてやるというめんどうな輩達を断りながら、なんとかたどり着く。
部屋はあったので、値引き交渉して無事にチェックイン。
…いやー長かった!
というわけで、無事にスペインからシャウエンに1日で到着♪
ルールはあるけどなくて、時間は決まっているけど決まっていなくて、いい人達なのに時にそうでなくて、、、
アフリカはなかなかエキサイティングな旅になりそうだー(笑)
yohei
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