【Nairobi - Kampala】 ウガンダの国境で警官と心理戦を繰り広げる

ナイロビに２週間滞在して、一旦隣国ウガンダへ!

首都のカンパラまで夜行バスで約15時間の移動。



７時か８時くらいには国境のブシアに到着。

いつも通りの手続きで無事にケニアの出国とウガンダの入国を終え、バスに戻ろうとする。


と、男２人が

「パスポートを見せろ！！」

と言ってきた。


あ、これは来たなと思った（笑）

ここの国境ではいちゃもんをつけてくる輩がいると噂で聞いていた。
彼らは本物の警官かどうかもわからないが、警官と名乗って何かと理由をつけて賄賂を要求してくるらしい。
入国審査を終えたばかりの人になぜ職務質問するのか普通に考えたらおかしい（笑）


というわけで、臨戦態勢に入る。

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【作戦１：無視】

聞こえていないふりをしてさっさとバスの中に乗り込もうとする。

→止められて失敗。

【作戦２：あなた誰？】

「何でよくわからない人にパスポートを見せなきゃいけないんだ！」という理由で、無視してバスに乗り込む。
あわよくばそれで終われば良かったのだが、警察手帳らしき物を見せて「降りて来い！」と言われる。

→海外でのライセンス証は信頼度ゼロ。しかし、バスの運転手にも確認して「彼は警官だから言う通りにしなさい」と言われて、作戦失敗。

【作戦３：理論勝負】

警官：「なぜさっきは無視したんだ？」→「パスポートに不審な点はないか？」→「イエローカード（黄熱の予防接種済みの証明書）を持っているか？」→「帰りの航空券は？」

僕：「相手が何者かわからなかったら普通警戒するでしょ？すまんかったね。」「はい、パスポート。やましいことはなし。」→「はい、イエローカード。そもそもウガンダは必須じゃないよね。」→「いや、持っていないよ。」


というわけで、航空券を所持していないことにまずはいちゃもんをつけてくる。

「航空券なしではだめだ。航空券を買わなくてはいけない！」

「そんなルールないし。陸路でケニアにまた戻る。ってか、今さっき入国審査されたけど、あれは何だったの？？」

「＃＄＊！）（＃’＄８！！！！！」

「言ってることがよくわからんし。。俺の持ってるビザは東アフリカビザだよ？さっき見たろ？あのビザはケニア、ウガンダ、ルワンダのマルチビザ。３か国を期間内なら自由に行き来できる。マルチビザの意味知らないのか？俺はまたケニアに戻ってから飛行機に乗るんだよ。ケニアからの飛行機についてウガンダであれこれ言われるのもおかしいと思うんだが。」

「）（’＆％＄＃”！！！！！」

→またよくわからないことを言ってくるので、穏やかに話し合いながら作戦変更。

【作戦４：いいやつアピール】

このままいくと、あることないことを言ってきて収集付かない可能性があるので作戦チェンジ。
「俺はカンパラに住む友達を訪ねる。彼はウガンダでボランティアをしていて、ウガンダの発展のために活動している。そんな彼の活躍を見たくてウガンダに来た。彼から聞いたよ。ウガンダは自然がいっぱいで、人もみんな親切で～（とりあえずほめまくる）～これから楽しみだわー。」

そして一気に話題を切り替える。

「ところで、、、今日はバレンタインデーだけど、ウガンダではどういう習慣があるの？日本では女性から男性にチョコレートを上げるんだよ。～～～」

ここで一気に仲良くなってくる。

そこでタイミング逃さずに、

「そろそろ、バス乗っていい？」

一人は一瞬ハッと躊躇したが、もう一人が乗っていいってジェスチャーをしたのですかさずその男と握手し、もう一人とも流れで握手をする。

笑顔でバスに戻る（笑）


【作戦５：英語分からないアピール】

バスがなかなか出発しないので再び外で待っていたら、さっきの２人のうちのしつこい１人がまた話しかけてきた。
「今日はお祝いの日なのに、こうして働いてるんだよな。家に帰ってビールでも飲みたいなー。ドルがあれば飲めるなー。」

…

（もはやドルよこせって言ってるようなもんじゃん。。こっちがウガンダの通貨持ってないからわざわざドルとか言ってるし。。）

僕：「しっかり働いて、彼女と楽しく過ごせよー！」

警官：「ドルが～」「今日は休日で～」

僕：「（笑いながら）しっかり働いて稼いで、いい休日を過ごすんだね。いいことだな！…ん、そういうことじゃないって？俺英語の意味わかってねーんだな。日本人は英語が苦手で～、ウガンダ人がうらやましいよ。…おっと、そろそろバスに乗らなきゃだ。いいバレンタインデーを！」

すかさず握手する。

握手はアグリーを意味するから、これがすごく大事。

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というわけで、長々と書いてしまったが無事にカンパラに向けて出発した。

駆け引きしている時は、なんだかんだドキドキだからやっぱり疲れる。

フェアにいこうよー。


ちなみに、ウガンダ滞在を終えて同じ道でケニアに戻る際にもここで同じ男に止められることになる。
その時の話はまた今度（笑）


カンパラには国境から５時間弱で到着。


I went to Kampala Uganda from Nairobi by bus. After I entered into Uganda, I was asked some things by police. They tried to find my weakness. But I could make good relationship with them and say good-bye safely. Yay!!


yohei



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