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第一回旅行記コンテストの人気旅行記賞の賞品でいただいたターキッシュエアラインズのエコノミークラス往復航空券を利用して北欧を旅してきたことは以前の記事で書いた。
ここでは本編とは別にオーロラを見るために滞在したスウェーデンのキルナでの滞在の記録を記す。
フィンランドの旅を終え、スウェーデンの北部にある炭鉱の町キルナにやってきた。
到着したのは午後2時前だったのに、この暗さ。
さすが、冬はほとんど太陽が出ないと言われる北極圏である。
この場所に来た理由は一つ。
「オーロラを見る!!!」
北緯68度の北極圏に位置するこの町はオーロラが見れるオーロラ帯の中にある。
ただ、オーロラはいつでも見れるというわけではなく、諸条件が整わなければ見ることはできない。
なので、人によっては1週間いても見れなかったり、たった1日で見れたという人もいる。
今回の北欧の旅の一番の狙いはこのオーロラだったので、ここでは4日間取って後悔のないように万全の準備をして臨んだ。
宿はこの町の中では一番オーロラを見やすいと言われる場所のすぐ横にあるホテルを予約。
この時期のキルナの宿ではほぼ最安値ということで願ったり叶ったりである。
部屋は至ってシンプルなシングルルーム。
窓の向こう側が町の光が少なくてオーロラを見るには最適と言われている場所である。
町の外に出て真っ暗な中でオーロラを見ることができるツアーもあるが、行っても見れるかどうかわからないし、何より料金がとてもお高い。
それならここで生活しながらじっくりと自分のペースで待つのがベストな選択肢なのではと思った次第である。
ちなみに日本から来たツアーの人達も毎晩わざわざ町の中心部からここまで歩いて来ていた。
勝負は4日間!!
着いた日はすでに真っ暗。しかもクリスマスイブということでお店はほとんどが閉まり、歩く人は本当にまばらである。
キリスト教の地域ではクリスマスは家族と過ごすのが当たり前で、地元の人達は家で家族団欒の時間を過ごしているのだろう。
メリークリスマス!
さっそく20時過ぎからオーロラ観測の準備をする。
今夜は晴れているので、あとはオーロラが出るかどうか次第である。(オーロラは雲より上空に発生する。)
窓を少し開けて外にいる人の反応を見ながら待機し、23時頃に少しざわつき始めたので完全防寒の服装で外に出てみる。
肉眼ではオーロラらしきものは見えないが、一部でガスがかったように見える部分がある。
急いで三脚にカメラをセットし、シャッターを切ると、、、
うっすらと緑色の帯が!!!
これがオーロラなのかと、いきなり感動!
そのあとも、うっすらとしたオーロラが形や場所を変えながら見えた。
本当に生きているかのようにゆらゆらと動き、現れたり消えたりを繰り返す。
なぜこんな色がこんな形で現れるのか不思議で仕方ない。
ここまではるばる来てよかったとこの時点で思った。
気付いたら夜中の3時近くになり、この日は寝た。
1日目からいい感じである。
2日目はクリスマス!
日中に町に出ても人影は少ない。
ただ、この日は何かが違った。
何がというと空の色である。
なぜか七色の虹のような色をした部分があり、こんな空は生涯見たことがない。
ある意味ちょっと異様な空で、少し鳥肌がたった。
こんな空がここでは普通なのか自分にはわからなかったが、今日は何か違う気がするという感覚を抱いた。
今夜何か起きるかも!?
と思ったが、残念ながら夕方から雲が出てきて、雪も降り出してしまった。
今日は無理かと思い、宿でのんびり過ごす。
22時頃にシャワーを浴びた。
浴び終わってふと窓を覗いた。
雲が結構取れていて、うっすらとオーロラらしきものが見えた。
その瞬間、僕はシャワーを浴びた直後で髪も濡れたままだったにもかかわらず、タオルを放り投げて急いで装備を整えた。
必死で急いだ。
昨日みたいにうっすらとしたオーロラが見れるだけかもしれない。
ただ、この日は何か違うと昼間から思っていた。
こういう流れを感じている時はあれこれ考えてはいけない。とにかく感覚で走る!
最速で装備を整え、外に飛び出す。
空を見ると肉眼では特段目立ったものは見えないが、とにかく走った。
髪は濡れたままでせっかく温まった体は一気に冷える。
完全に湯冷め状態のはずであったが、必死だったのでもはや寒いとさえ感じない。
できる限り奥の真っ暗な方へ行き、カメラを三脚にセットする。
………
まさにカメラをセットし終える、その時だった。
オーロラが爆発した。
肉眼ではっきりとわかるオーロラが動きだした。
そこからはプラネタリウムで天体ショーの映像を見ているようだった。
ふと、周りを見回す。
直前まで天気が良くなかったこともあり見に来ている人はかなり少なかったが、十数人はいた。
そして、みんな思いっきり歓声を上げていた。
自分もそうだが、感動を口にせざるを得ないような、自然と声がこぼれてしまうような感じ。
そして、鳥肌がずっと立っていた。
その後も場所や形を変えながら、肉眼ではっきりとわかるオーロラが出続けた。
放射状に広がるものや、渦を巻くもの、カーテンのようにヒラヒラするものなど様々で、色も緑だけでなくピンクや紫、白っぽい色も見える。
途中からはカメラを取るのもやめてひたすら見続けた。
そして、町の上にも。
後からカメラを見返して自分のカメラ技術のなさに悔しくなった。
実際はもっともっときれいで、幻想的で、感動的だった。
この直後、一気にオーロラの動きは鈍くなり、肉眼では捉えきれなくなった。
発生から15分後、空は何事もなかったかのように静けさを取り戻した。
時おり、カメラで取ると写る小さなオーロラは出るものの、それ以降は大きな変化はなかった。
朝の3時に撤収し、眠りについた。
この日を境に天気が悪くなり、合間を縫って現れた晴れ間を狙ってオーロラを待つも、結局残り二日間では大きな成果はなかった。
たった15分間の出来事だった。
あの時、窓を覗かなければ見れなかった。
「どうせ見れないだろう。」と考えていたら見れなかった。
「シャワーを浴びた直後だから髪を乾かしてから行こう」なんてゆったりしていたら見れなかった。
いろんなターニングポイントがあった中、わき目も振らずに必死に走った。
そんな偶然が結果としてワンチャンスをつかませてくれた。
クリスマスにサンタさんが与えてくれたチャンスなのかなと信じたくなるような、それくらい自分に取っては奇跡のような瞬間だった。
これまで2年以上に渡って旅を続けてきたが、その最後の旅でこんな絶景を見れるとは想像もしていなかった。
間違いなく、旅の中でベスト3に入る絶景。
僕はこの景色を一生忘れない。ありがとうキルナ!!
I got one chance!!!! This is Northern Lights!!!!
yohei
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フィンランドの旅を終え、スウェーデンの北部にある炭鉱の町キルナにやってきた。
到着したのは午後2時前だったのに、この暗さ。
さすが、冬はほとんど太陽が出ないと言われる北極圏である。
この場所に来た理由は一つ。
「オーロラを見る!!!」
北緯68度の北極圏に位置するこの町はオーロラが見れるオーロラ帯の中にある。
ただ、オーロラはいつでも見れるというわけではなく、諸条件が整わなければ見ることはできない。
なので、人によっては1週間いても見れなかったり、たった1日で見れたという人もいる。
今回の北欧の旅の一番の狙いはこのオーロラだったので、ここでは4日間取って後悔のないように万全の準備をして臨んだ。
宿はこの町の中では一番オーロラを見やすいと言われる場所のすぐ横にあるホテルを予約。
この時期のキルナの宿ではほぼ最安値ということで願ったり叶ったりである。
部屋は至ってシンプルなシングルルーム。
窓の向こう側が町の光が少なくてオーロラを見るには最適と言われている場所である。
町の外に出て真っ暗な中でオーロラを見ることができるツアーもあるが、行っても見れるかどうかわからないし、何より料金がとてもお高い。
それならここで生活しながらじっくりと自分のペースで待つのがベストな選択肢なのではと思った次第である。
ちなみに日本から来たツアーの人達も毎晩わざわざ町の中心部からここまで歩いて来ていた。
勝負は4日間!!
着いた日はすでに真っ暗。しかもクリスマスイブということでお店はほとんどが閉まり、歩く人は本当にまばらである。
キリスト教の地域ではクリスマスは家族と過ごすのが当たり前で、地元の人達は家で家族団欒の時間を過ごしているのだろう。
メリークリスマス!
さっそく20時過ぎからオーロラ観測の準備をする。
今夜は晴れているので、あとはオーロラが出るかどうか次第である。(オーロラは雲より上空に発生する。)
窓を少し開けて外にいる人の反応を見ながら待機し、23時頃に少しざわつき始めたので完全防寒の服装で外に出てみる。
肉眼ではオーロラらしきものは見えないが、一部でガスがかったように見える部分がある。
急いで三脚にカメラをセットし、シャッターを切ると、、、
うっすらと緑色の帯が!!!
これがオーロラなのかと、いきなり感動!
そのあとも、うっすらとしたオーロラが形や場所を変えながら見えた。
本当に生きているかのようにゆらゆらと動き、現れたり消えたりを繰り返す。
なぜこんな色がこんな形で現れるのか不思議で仕方ない。
ここまではるばる来てよかったとこの時点で思った。
気付いたら夜中の3時近くになり、この日は寝た。
1日目からいい感じである。
2日目はクリスマス!
日中に町に出ても人影は少ない。
ただ、この日は何かが違った。
何がというと空の色である。
なぜか七色の虹のような色をした部分があり、こんな空は生涯見たことがない。
ある意味ちょっと異様な空で、少し鳥肌がたった。
こんな空がここでは普通なのか自分にはわからなかったが、今日は何か違う気がするという感覚を抱いた。
今夜何か起きるかも!?
と思ったが、残念ながら夕方から雲が出てきて、雪も降り出してしまった。
今日は無理かと思い、宿でのんびり過ごす。
22時頃にシャワーを浴びた。
浴び終わってふと窓を覗いた。
雲が結構取れていて、うっすらとオーロラらしきものが見えた。
その瞬間、僕はシャワーを浴びた直後で髪も濡れたままだったにもかかわらず、タオルを放り投げて急いで装備を整えた。
必死で急いだ。
昨日みたいにうっすらとしたオーロラが見れるだけかもしれない。
ただ、この日は何か違うと昼間から思っていた。
こういう流れを感じている時はあれこれ考えてはいけない。とにかく感覚で走る!
最速で装備を整え、外に飛び出す。
空を見ると肉眼では特段目立ったものは見えないが、とにかく走った。
髪は濡れたままでせっかく温まった体は一気に冷える。
完全に湯冷め状態のはずであったが、必死だったのでもはや寒いとさえ感じない。
できる限り奥の真っ暗な方へ行き、カメラを三脚にセットする。
………
まさにカメラをセットし終える、その時だった。
オーロラが爆発した。
肉眼ではっきりとわかるオーロラが動きだした。
そこからはプラネタリウムで天体ショーの映像を見ているようだった。
ふと、周りを見回す。
直前まで天気が良くなかったこともあり見に来ている人はかなり少なかったが、十数人はいた。
そして、みんな思いっきり歓声を上げていた。
自分もそうだが、感動を口にせざるを得ないような、自然と声がこぼれてしまうような感じ。
そして、鳥肌がずっと立っていた。
その後も場所や形を変えながら、肉眼ではっきりとわかるオーロラが出続けた。
放射状に広がるものや、渦を巻くもの、カーテンのようにヒラヒラするものなど様々で、色も緑だけでなくピンクや紫、白っぽい色も見える。
途中からはカメラを取るのもやめてひたすら見続けた。
そして、町の上にも。
後からカメラを見返して自分のカメラ技術のなさに悔しくなった。
実際はもっともっときれいで、幻想的で、感動的だった。
この直後、一気にオーロラの動きは鈍くなり、肉眼では捉えきれなくなった。
発生から15分後、空は何事もなかったかのように静けさを取り戻した。
時おり、カメラで取ると写る小さなオーロラは出るものの、それ以降は大きな変化はなかった。
朝の3時に撤収し、眠りについた。
この日を境に天気が悪くなり、合間を縫って現れた晴れ間を狙ってオーロラを待つも、結局残り二日間では大きな成果はなかった。
たった15分間の出来事だった。
あの時、窓を覗かなければ見れなかった。
「どうせ見れないだろう。」と考えていたら見れなかった。
「シャワーを浴びた直後だから髪を乾かしてから行こう」なんてゆったりしていたら見れなかった。
いろんなターニングポイントがあった中、わき目も振らずに必死に走った。
そんな偶然が結果としてワンチャンスをつかませてくれた。
クリスマスにサンタさんが与えてくれたチャンスなのかなと信じたくなるような、それくらい自分に取っては奇跡のような瞬間だった。
これまで2年以上に渡って旅を続けてきたが、その最後の旅でこんな絶景を見れるとは想像もしていなかった。
間違いなく、旅の中でベスト3に入る絶景。
僕はこの景色を一生忘れない。ありがとうキルナ!!
I got one chance!!!! This is Northern Lights!!!!
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