僕がイランに行くと言った時、周りの反応は、
「危険だ」「怖い」「やめとけ」
この言葉のオンパレードだった。
…まあ、これは至極一般的な反応だ。
イランというと政治、歴史、宗教などで抱える問題から、決していいイメージがある国とは言えない。
現在もアメリカとはとてつもなく仲が悪く、中東でもイスラム教の国なのに周辺国との仲はあまり良くない。
なので、基本的に我々が見聞きする情報は悪いものばかりとなる。
最近は中東での日本人の事件もあり、イランも同類と思っている人も多いだろう。
そんなイランに実際に行ってみたのだが、、、
イメージがガラッと変わった!!
イラン人、めちゃくちゃやさしい!!
ってか、もはや感動するレベル!!
リスペクトを持ちつつフレンドリーで、外人に対するホスト意識がとても高い。
言葉がわからなくてもいつも頑張ってこちらの話を聞いてくれる。
ぼったくったり、だますようなことはほとんどない。(タクシーと両替は別。)
すぐに食べ物を分けようとしてくれるし、「うちに泊まって行け」と本気で言われることもよくある。
口ぐせは「Welcome to Iran!」。
道を聞いたら最後までついてきてくれる。
何か並んでいてもなぜか先に優先してくれる。
すぐに電話番号を渡してくれて、「何か困ったら連絡してくれ」と言ってくる。
政治の問題は置いておいて、少なくとも一般の国民は外人に対して世界で一番やさしい人々だと思う。
この行く前と実際のギャップはかなりのインパクトがあるし、長いこと旅をしていて人を信用できなくなっている旅人にとっては心が洗われる場所になること間違いなしだ。
ただ、旅するうえで色々と不便なことも多いのは事実。
そこで下記にイランを旅するうえで事前に知っているといいなと思う情報を簡単に載せておきたい。
ぜひ実際に行って、イランの国民を知ってほしい。
【言語について】
・ペルシャ語以外はほぼ通じない。
・英語を話せる人はまれ。簡単な英単語も通じない場合が多い。ボディーランゲージが中心となる。
・言語が通じなくても心で通じ合えるので問題なし(笑)
・どうしても必要なら、そこそこのホテルに行けば英語ができる人はいるので何とかなる。
【ネットについて】
・Facebook,Messenger,Twitterは使えない。
・日本の旅ブログは8割方見れない。(人気のアメブロやFC2はだめ。Wordpress、Bloggerは大丈夫。)
・独自ドメインのサイトはほとんど見れる。
・GoogleやYahooの主だったサービスは普通に使える。(Youtubeは見れない。)
・飛行機やホテルの予約サイトは普通に使える。
・なぜか途切れる事が多い。
【お金について】
・クレジットカードはほぼ使えないので、現金を持って行って両替する必要がある。
・ドルが最も強い。
・公定レートだと現時点で1ドル=28,000リアルくらいだが、街中の両替(銀行以外)だと1ドル=33,000リアルが相場。
・道端で声をかけてくる両替はレートもふっかけてくるし、偽札の可能性もあるので利用はやめておいたほうがいい。
【宿について】
・宿は個室(シャワートイレ共同)で300,000~400,000リアル(約1,000円前後)が長期旅行者の相場か。
・ドミトリーのあるホステルはかなり少ない。ほとんどは個室。
・外国人が泊まれない宿もある。
・マシュハドだと家族利用を想定した大きな部屋ばかりの宿が多く、そういうところは1人利用を断る場合あり
【飲食について】
・普通の食事なら一食100,000~150,000リアルが相場。ファーストフードなら50,000リアル前後。
・水(500ml)で5,000リアル(20円以下)、缶ジュース1本でも10,000リアル程度
・お酒はもちろんない。
【服装について】
・女性が外に出る際は頭にスカーフを巻くのが義務。服装も肌が手と顔以外出ないで、なおかつ体のラインが強調されないもの。
・男性は比較的自由だが、短パンを履いている人は一人も見かけない。またシャツは襟付きを着る人がほとんどで、特にマシュハドのような厳格な場所では暑くても長袖の襟付きシャツを着ることが望ましいようだ。
【電車について】
・夜行電車は人気が高いので予約は早めに。
・テヘランーマシュハドの夜行電車は65万リアル。
・夜行電車は4人のコンパートメントで、スナックと飲み物付き。簡易ベッドもついているので寝やすい。
【長距離バスについて】
・チケットは当日でも十分取れる。ただし、宗教的なイベントなどがあると事情は大きく変わるので常に確認を。
・マシュハドーイスファハーンの夜行VIPバスは60万リアル。イスファハーンーシーラズの日中のバスは17万リアル。
・夜行バスはVIPにすると横3列シートで、背もたれもよく倒れるし足も延ばせるので快適。
・スナックと飲み物付き。
・知らない男女が隣同士にならないようにシートが決められる。座席指定でない場合は暗黙の了解で、乗客の間で調整される。
【飛行機について】
・イランの航空会社が複数ある。
・オンライン予約はできなそうなので、オフィスか代理店で直接買う必要がある。カードは使えないので現金にて購入。
・区間にもよるが、主だったところであれば3,000円~6,000円で乗れて激安。
・前日だと取れないことが度々。早めの予約が必要。
・シーラーズ→テヘランの飛行機(ザグロス)は1,100,000リアル(約3,500円)だった。
・豆知識だが、イランのフラッグシップはイラン航空だが、世界の危険な航空会社ランキングの3位に入っている。。
【その他移動について】
・市内の移動にはバス、メトロ、タクシーがあるが、どれも激安。バス、メトロなら5,000リアル(20円以下)くらい。
・バスは男女で乗る場所も座る場所も異なる。メトロは女性専用車が必ずあり、ほとんどの女性はそちらに行く。家族や連れの男性がいる場合のみ、女性も通常の車両に乗ることはある。
以上、これからイランに行く方々の参考になれば幸いです。
イランを楽しむポイントはイラン人と絡むこと!一人の世界で旅せずに、ぜひいろんなイラン人と出会ってほしい!
I wrote some information about Iran for Japanese. I hope it helps someone to visit Iran:)
yohei
「危険だ」「怖い」「やめとけ」
この言葉のオンパレードだった。
…まあ、これは至極一般的な反応だ。
イランというと政治、歴史、宗教などで抱える問題から、決していいイメージがある国とは言えない。
現在もアメリカとはとてつもなく仲が悪く、中東でもイスラム教の国なのに周辺国との仲はあまり良くない。
なので、基本的に我々が見聞きする情報は悪いものばかりとなる。
最近は中東での日本人の事件もあり、イランも同類と思っている人も多いだろう。
そんなイランに実際に行ってみたのだが、、、
イメージがガラッと変わった!!
イラン人、めちゃくちゃやさしい!!
ってか、もはや感動するレベル!!
リスペクトを持ちつつフレンドリーで、外人に対するホスト意識がとても高い。
言葉がわからなくてもいつも頑張ってこちらの話を聞いてくれる。
ぼったくったり、だますようなことはほとんどない。(タクシーと両替は別。)
すぐに食べ物を分けようとしてくれるし、「うちに泊まって行け」と本気で言われることもよくある。
口ぐせは「Welcome to Iran!」。
道を聞いたら最後までついてきてくれる。
何か並んでいてもなぜか先に優先してくれる。
すぐに電話番号を渡してくれて、「何か困ったら連絡してくれ」と言ってくる。
政治の問題は置いておいて、少なくとも一般の国民は外人に対して世界で一番やさしい人々だと思う。
この行く前と実際のギャップはかなりのインパクトがあるし、長いこと旅をしていて人を信用できなくなっている旅人にとっては心が洗われる場所になること間違いなしだ。
ただ、旅するうえで色々と不便なことも多いのは事実。
そこで下記にイランを旅するうえで事前に知っているといいなと思う情報を簡単に載せておきたい。
ぜひ実際に行って、イランの国民を知ってほしい。
【言語について】
・ペルシャ語以外はほぼ通じない。
・英語を話せる人はまれ。簡単な英単語も通じない場合が多い。ボディーランゲージが中心となる。
・言語が通じなくても心で通じ合えるので問題なし(笑)
・どうしても必要なら、そこそこのホテルに行けば英語ができる人はいるので何とかなる。
【ネットについて】
・Facebook,Messenger,Twitterは使えない。
・日本の旅ブログは8割方見れない。(人気のアメブロやFC2はだめ。Wordpress、Bloggerは大丈夫。)
・独自ドメインのサイトはほとんど見れる。
・GoogleやYahooの主だったサービスは普通に使える。(Youtubeは見れない。)
・飛行機やホテルの予約サイトは普通に使える。
・なぜか途切れる事が多い。
【お金について】
・クレジットカードはほぼ使えないので、現金を持って行って両替する必要がある。
・ドルが最も強い。
・公定レートだと現時点で1ドル=28,000リアルくらいだが、街中の両替(銀行以外)だと1ドル=33,000リアルが相場。
・道端で声をかけてくる両替はレートもふっかけてくるし、偽札の可能性もあるので利用はやめておいたほうがいい。
【宿について】
・宿は個室(シャワートイレ共同)で300,000~400,000リアル(約1,000円前後)が長期旅行者の相場か。
・ドミトリーのあるホステルはかなり少ない。ほとんどは個室。
・外国人が泊まれない宿もある。
・マシュハドだと家族利用を想定した大きな部屋ばかりの宿が多く、そういうところは1人利用を断る場合あり
【飲食について】
・普通の食事なら一食100,000~150,000リアルが相場。ファーストフードなら50,000リアル前後。
・水(500ml)で5,000リアル(20円以下)、缶ジュース1本でも10,000リアル程度
・お酒はもちろんない。
【服装について】
・女性が外に出る際は頭にスカーフを巻くのが義務。服装も肌が手と顔以外出ないで、なおかつ体のラインが強調されないもの。
・男性は比較的自由だが、短パンを履いている人は一人も見かけない。またシャツは襟付きを着る人がほとんどで、特にマシュハドのような厳格な場所では暑くても長袖の襟付きシャツを着ることが望ましいようだ。
【電車について】
・夜行電車は人気が高いので予約は早めに。
・テヘランーマシュハドの夜行電車は65万リアル。
・夜行電車は4人のコンパートメントで、スナックと飲み物付き。簡易ベッドもついているので寝やすい。
【長距離バスについて】
・チケットは当日でも十分取れる。ただし、宗教的なイベントなどがあると事情は大きく変わるので常に確認を。
・マシュハドーイスファハーンの夜行VIPバスは60万リアル。イスファハーンーシーラズの日中のバスは17万リアル。
・夜行バスはVIPにすると横3列シートで、背もたれもよく倒れるし足も延ばせるので快適。
・スナックと飲み物付き。
・知らない男女が隣同士にならないようにシートが決められる。座席指定でない場合は暗黙の了解で、乗客の間で調整される。
【飛行機について】
・イランの航空会社が複数ある。
・オンライン予約はできなそうなので、オフィスか代理店で直接買う必要がある。カードは使えないので現金にて購入。
・区間にもよるが、主だったところであれば3,000円~6,000円で乗れて激安。
・前日だと取れないことが度々。早めの予約が必要。
・シーラーズ→テヘランの飛行機(ザグロス)は1,100,000リアル(約3,500円)だった。
・豆知識だが、イランのフラッグシップはイラン航空だが、世界の危険な航空会社ランキングの3位に入っている。。
【その他移動について】
・市内の移動にはバス、メトロ、タクシーがあるが、どれも激安。バス、メトロなら5,000リアル(20円以下)くらい。
・バスは男女で乗る場所も座る場所も異なる。メトロは女性専用車が必ずあり、ほとんどの女性はそちらに行く。家族や連れの男性がいる場合のみ、女性も通常の車両に乗ることはある。
以上、これからイランに行く方々の参考になれば幸いです。
イランを楽しむポイントはイラン人と絡むこと!一人の世界で旅せずに、ぜひいろんなイラン人と出会ってほしい!
I wrote some information about Iran for Japanese. I hope it helps someone to visit Iran:)
yohei
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